商品情報

ベルト自動蛇行防止プーリ&ローラ

オートプーリ

文部科学省 第60回注目発明選定

汎用コンベア-用 (ベルト巾330ミリ対応)

ベルトコンベヤ界の大革命とも言えるこの製品は、業界初のベルト蛇行防止プーリーであります。

プーリーを6分割し各々がシーソー状に動く構造になっているので左右両端の外径が自由に太細に変径できる機能を持っています。

ベルトが偏移動したとき、移動した側のローラーが細くなり反対側は当然太くなります。

小型コンベア-用 (ベルト巾400ミリ対応)

ベルトは太い方向に移動する習性から、太い方向、つまり元の位置に戻ることになり蛇行を防止できるの
です。

ベルトコンベアのベルトの蛇行は宿命的なもので、ベルトの損傷、モーターの過負荷などがトラブルの
最大の原因でした。

しかしそれを解決できるのがこの『オートプーリー』(特許)なのです。

正転逆転時のベルト全体の移動位置の数値、及び蛇行数値データ

 ローラーの組み合わせ
駆動側
正逆回転時
テール側
正逆回転時
駆動側
蛇行
テール側
蛇行
復元時間
オートプーリーバランスプーリーの場合0~1ミリ0~1ミリ0~1ミリ0~1ミリ7秒
従来型駆動プーリーとバランスプーリーの場合0~1ミリ0~1ミリ5ミリ0~1ミリ7秒
オートプーリー
従来型テールプーリー(クラウン加工なし)の場合
0~1ミリ5ミリ0~1ミリ0~1ミリ45秒
従来型駆動プーリーと
従来型テールプーリー(クラウン加工あり)の場合
5ミリ3ミリ5ミリ3ミリ90秒

先に紹介させていただいたオートプーリバランスプーリを搭載したベルトコンベヤーを運転した結果正回転から逆回転、逆回転から正回転と回転方向を変更しても1ミリのベルトのズレもなく非常に安定した運転結果を得ました。
このレベルの状況下では気温、湿度にも微妙に影響を受けるものなのか数日後の運転では1ミリ程度のズレがありました。
しかしローラーの組合わせによってベルトの蛇行は完全に防止できるものと考えております。

今回のテスト用ベルトコンベヤーは機長3、9メートル、布入ゴムベルト幅330ミリ、ベルト厚4.7ミリ、速度68m/分でのテスト結果です。

特徴

現在のコンベヤ業界ではコンベヤの製作にあたり幅などの規格が定まっていないのが実状です。
その現場によって各々のコンベヤ製作会社が様々な形状のコンベヤを製作しています。
その為、当社の蛇行防止プーリー&ローラーはすべて受注生産となっております。
 お客様とのご相談により蛇行防止搭載予定のコンベヤの図面又は概略図をもとに、コンベヤの機長、幅、ベルト素材、ベルト幅、ベルト速度、搬送する物、及び重量、使用環境、正転逆転の有無などの情報をいただき、用途にあった蛇行防止策を検討しコンベヤに搭載する蛇行防止プーリー&ローラーを選定させていただいております。ご希望によりコンベヤに搭載する位置などの蛇行防止策の概略図、御見積り等を作成し提出させていただいております。
また蛇行のしないコンベアの製作も賜ります。

ご質問等、ベルト蛇行にお困りのお客様はお気軽にお問い合わせください。

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 ↑ベルトコンベア正回転でのテスト

↑ベルトコンベア逆回転でのテスト 

中村物産テクニクス

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